
TAMRON 24mm F2.8 DiIII OSD M1:2ってどんなレンズ?
という疑問にお答えします。
今回は実際に購入して使ってみた感想になりますよ。
作例も多数掲載しています。
タムロン 24mm F2.8 DiIII OSD M1:2の主な特徴
タムロンの「24mm F2.8 Di III OSD M1:2」は、フルサイズ対応のソニーEマウント用広角単焦点レンズ。
軽量コンパクトなデザインながら、高い描写力と優れたマクロ性能を兼ね備えており、スナップ撮影や風景写真、さらにはクローズアップ撮影まで幅広いシーンで活躍します。
F2.8の明るさを活かしたボケ表現や、最短撮影距離12cmによる迫力のある接写が魅力の一本です。
今回は、このレンズの主な特徴や実際の使い勝手について詳しくご紹介します。
1. 軽量コンパクトなデザイン
タムロン 24mm F2.8 Di III OSD M1:2は、重量わずか約215g、全長64mmというコンパクトな設計が特徴。
持ち運びやすく、長時間の撮影でも負担が少ないため、旅行や街歩きのスナップ撮影に最適です。
また、フィルター径はφ67mmと、タムロンの他の単焦点レンズと共通しているため、フィルターの使い回しが可能なのも利点♪
2. 高い描写力と自然なボケ表現
レンズ構成は9群10枚で、LD(低分散)レンズを採用することで、色収差や歪みを効果的に抑えています。
そのため、広角レンズながら画面の隅々までシャープな描写を実現。
また、F2.8の開放絞りを活かした美しいボケも魅力で、被写体を際立たせた印象的な写真を撮ることができます。
3. 最短撮影距離12cmのマクロ性能
このレンズの最大の特徴のひとつが、1:2のハーフマクロ撮影。
最短撮影距離12cm、最大撮影倍率0.5倍の性能により、小物や花などのクローズアップ撮影が楽しめます。
広角レンズでありながら、背景を取り込みつつ被写体に迫るダイナミックな構図が作れるため、撮影の幅が広がりますよ。
4. 高速で静音なAF性能
オートフォーカスにはOSD(Optimized Silent Drive)モーターを搭載しており、静かでスムーズなAFを実現♪
動画撮影時にもモーター音が気にならず、スムーズなピント合わせが可能です。
5. 防滴構造とフッ素コーティング
アウトドア撮影にも対応できるよう、レンズには簡易防滴なのもポイントが高い!
さらに、前面レンズには撥水・防汚性のあるコーティングが施されており、雨や汚れにも強く、メンテナンスがしやすい設計です。
TAMRON 24mm F2.8 DiIII OSD M1:2を実際に使ってみたレビュー
今回TAMRON 24mm F2.8 DiIII OSD M1:2を購入したのは、普段から手軽に使えるAFレンズが欲しかったから。
子供と旅行に行くときなどに使いたかったのもあったんです。
フルサイズではなくて、APS-Cで36㎜付近になるレンズを探していました。
結構SEL24F18Z (Sonnar T E 24mm F1.8 ZA)と迷ったんです。
SEL24F18ZはAPS-C専用ですが、私は今のところAPS-Cしか使わないので。
でも作例を見てもあまりピンとこなかった。
シャープでコントラストがかなり高い感じ。
私はどちらかというとオールドレンズが好きでいつも使っているので、柔らかくて味のある描写が好きなんです。
ソニーのレンズはどれも現代的でコントラストが高め。
さらにEマウント用のレンズはかなり高価なものが多いのネック (*_*;
そんな中で目に留まったのが今回購入したTAMRON 24mm F2.8 DiIII OSD M1:2。
作例を見るとほかのソニーのEマウント用のレンズよりもコントラストが低めで、少しオールドレンズっぽい感じもしたので購入することに。
さらにTAMRON 24mm F2.8 DiIII OSD M1:2は非常にリーズナブルな価格なのも決め手になりました。
結果かなり自分の好みに近いレンズで大成功でした♪
サイズ感
軽いくて短いけど太目 (^^;
かんたんに言うとそんな感じです。
215gしかないのでかなり軽いです。
ミラーレスにつけてバックに入れておいても500mlのペットボトルくらいの重さなので全然気にならない♪
また長さが64mmなのでほんとにコンパクト。
大きなポケットならジャケットのポケットにも入ってしまいそう。
しかしながらフィルター径が67㎜で最大径が73mmなので結構太さがあります。
ズームレンズくらいの太さと思えばいいかもしれません。
太さはありますが当然コンパクトなので持ち運ぶにもかなり楽ですよ。
普段のお出掛けや旅のお供にもピッタリのレンズです。
AF
めちゃ高速ではないけどなかなか早い♪
さすがに古いNEXのコントラストAFなら昔のコンデジくらいの速さで、若干遅く感じますね。
でも最近のファーストハイブリッドAFならかなりスムーズです。
街のスナップ撮影やポートレート、テーブルフォトや風景を撮影したりするときなら十分なスピードかと。
でも運動会や走り回る子供を撮影するのは少し遅く感じる程度です。
AFの精度に関しては非常に高い!
部屋の中などでも問題なくフォーカスが来ていますよ。
また少し音がしますが私は全く気にならないです。
AFに関しては普通の撮影なら問題ない速さと正確さ♪
描写
レンズの描写に関しては好みがあると思いますが、私はかなり気に入っています♪
最近のレンズにしてはコントラストが柔らかめ。
フィルムライクな写真が好きな人でも気に入るんじゃないかと。
また単焦点レンズだけに、ズームレンズにはない繊細さや立体感はさすがです♪
また開放からピントが合っている部分に関しては非常にシャープ。
絞るとAPSCなら画面全体がカリっとして申し分なし。
描写に関しては文句なし!といったところです。
ボケ
ボケに関しては24㎜でF2.8なのでそこまで期待できないです。
でもマクロで寄って撮影するとかなり大きくボケてくれますよ。
ボケも開放だとかなりきれい。
でももっとボケを楽しみたい、といった場合はAPS-CならSEL24F18Zがおすすめ。
その他
マクロで撮影できるのはかなり便利。
最短撮影距離0.12mなので小さな被写体でも大きく写すことが可能です。
また簡易ながら防滴機能がついているので、ちょっとした雨などでの撮影にも安心ですね。
総評
私は購入してほんとに気に入って使っています。
コンパクトで軽い、写りもさすがの単焦点!
またAPS-Cにつけると36㎜くらいになるので、ポートレートから風景まで何でも撮れる万能レンズ。
ほんとに今度の海外旅行はTAMRON 24mm F2.8 1本で行く予定です。
作例
今回は全て開放で撮影した写真を載せています♪
開放だと結構コントラストが柔らかくていい感じ。
TAMRON 24mm F2.8 Di III OSD M1:2のレビューまとめ
TAMRON 24mm F2.8 Di III OSD M1:2は、コンパクトで軽量ながら高い描写力を持つ広角単焦点レンズ。
F2.8の明るさにより、屋内や夜景撮影でも使いやすく、最大1:2のハーフマクロ撮影が可能な点も魅力です。
実際に使用してみると、シャープな解像感と自然なボケ味が楽しめ、風景・スナップ・テーブルフォトまで幅広いシーンで活躍してくれます。
AFは静音ながら爆速ではないですが、通常撮影なら十分早いです。
手頃な価格で購入しやすく、軽快な撮影を楽しめるこのレンズは、特にソニーEマウントのフルサイズユーザーにおすすめ。
広角単焦点を気軽に試したい人や、マクロ的な撮影を楽しみたい人にも最適な一本と言えるでしょう。
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